フェンシングには3つの種目があるのをご存知でしょうか?
フェンシングをやっていないとわからないかもしれません。
フルーレ、エペ、サーブルと聞いた事のない名前が並んでいますよね。
3つの種目の違いについて詳しくご紹介したいと思います!
フェンシングの魅力もお伝えするので、ぜひ最後まで見てくれたら嬉しいです。
フェンシングのフルーレ/エペ/サーブル違いは?
フェンシングのフルーレ/エペ/サーブル違いをご紹介します。
フルーレ、エペ、サーブルの違いの一つは、得点となるターゲットの範囲、
「有効面」です。
フルーレは背中を含む胴体、エペは全身、サーブルは頭や両腕を含む上半身が有効面となっています。

出典:https://tridentwebdesign.blog.fc2.com/e/fencing-gold-medal
判定には電気審判機が用いられ、一方または両方の選手が有効面に突きや斬りを決めた場合、審判機に赤色や緑色のランプが点灯し、勝負が決まります!
そしてフルーレとサーブルには「優先権」というルールがあり、先に腕を伸ばして剣先を相手に向けたり、先に前進したり、剣を叩いたりした選手が優先権を獲得。
対戦相手は相手の剣を払ったり、叩き返したりして優先権を奪い返すことができるので、すかさず反撃にでます。
優先権の奪い合いを魅力とするフルーレ・サーブルに対し、エペには優先権というルールはありません。
全身が有効面であり、対戦相手のどこにでも先に突けば得点となる単純明快さが大いなる魅力で、両者同時に突いた場合は、双方に得点が入る仕組みです。
頭の天辺から足の裏までが的であるため、意表をついて足先を突くといった、変化に富む試合が展開されます。
さらにフルーレとエペは「突き」だけが得点となりますが、サーブルでは「突き」に加えて剣身で触れる「斬り」の動作も得点。
フルーレ・エペの精度の高い剣さばきに加え、サーブルの斬る動作を含んだ剣さばきは豪快さが感じる事ができます!
フェンシングのフルーレとは?
フェンシングのフルーレについてご紹介します!

出典:NHK東京オリンピック2020より
フルーレは、あの太田雄貴氏が北京、ロンドンオリンピックで銀メダルを獲得した種目であり、日本では一番ポピュラーな種目になります。
特徴としては、攻撃の優先権の尊重。
攻撃の優先権は、持っている方が有利になる、アドバンテージ(優位に立っている)のようなもので、例えば選手AとBが対決している場合、選手Aは先に動き、選手Bは後退。
この場合、先に動いた選手Aに攻撃権が発生します。
その状態で同時に突いたとしても、選手Aのポイント。
で選手Bが優先権を得る為にはどうすればいいか?
答えはシンプルで、相手の剣に触れればいいのです。
攻撃権を得た選手Aが選手Bを突きにいったとしても、その剣を叩いて突き返してしまえば、攻撃権が移って、選手Bの勝利。
こうした攻撃、防御、反撃、再反撃といった瞬時の技の動作の応酬がフルーレの面白みがあると言えますね。
フェンシングのエペとは?
フェンシングのエペについてご紹介!

出典:NHK東京オリンピック2020より
エペは、世界的にもっとも競技人口が多い種目であり、先に突いた方が勝ち”という極めてシンプルなルールなのが特徴。
有効面は体全体でフルーレ、サーブルのように攻撃権もないことから、初心者に一番オススメできる種目と思います。
エペの醍醐味は、駆け引きに特化したプレイスタイルではないでしょうか。
ルールがシンプルな分、そう簡単に踏み込んだ攻撃ができないのでその為、剣やフットワークで相手を乱し、スキができたところを突きにいく戦術。
全身の筋肉を使う種目になります。
フェンシングのサーブルとは?
フェンシングのサーブルについてご紹介します。

出典:NHK東京オリンピック2020より
サーブルは3種目中、1番スピードのいる種目。
試合は始まった瞬間、いかに早く、相手を倒せるかが重要になっており、
フルーレ、エペとの違いは、突く以外に斬るという攻撃手段があるので、上半身全体が有効面となる為、主に頭、腕、胴体などを狙う事ができる。
フルーレ同様攻撃権があるので、試合を有利に運ぶには、先に動いて相手に剣を向けるか、相手の剣を叩く必要があります。
サーブルの魅力はなんといってもそのダイナミックさです。
斬るという動作が加わったことで、映画に出てくるようなフェンシングの動きを垣間見ることができます。
また、種目中もっとも決着がつくのが早い為、試合展開がスピーディーなことも特徴になります。
フェンシングの魅力は何?
フェンシングの魅力についてご紹介します。
やはりフェンシングの魅力はスピードではないでしょうか。
どの種目でもスピードは大切になっているので剣での突くの速さは魅力的です。
剣の駆け引きも魅力だと言われていますね。
選手同士の距離が詰まる瞬間、剣が交差したあとの連続技。
駆け引きには頭脳が必要になります。
無闇やたらに攻撃しては意味がありません。
相手が自分よりスピードが早ければ、カウンターを狙ったりしないと負けてしまいますが、いきなりカウンターを狙っても相手にバレてしまうので頭脳戦術が必要です。
大袈裟に下がり、相手が勢いに任せに攻撃してきたらカウンターを合わせたりします。
フェンシングは基本5本勝負で対戦し先に5ポイント獲得すれば勝ちになり初心者はゲーム感覚で始めるのもいいでしょう!
以上フェンシングについての情報でした。